話題のChatGPT API を利用して、英会話iOSアプリdollを開発しました。基本機能はiPhone のマイクに話しかけることで、Botと英会話をできるというものです。
動きとしては下記のようになります。
あくまでも会話をすることを目的にしつつ、教育目的の機能をいくつか搭載しています。
💡 喋った英語のセンテンスの「改善案」を提案します
例えば、「I want to go to toilet 」というセンテンスを「I need to use the restroom」という表現に変更してくれます。有料版においては、イギリス英語とアメリカ英語を切り替えることもできます。
💡 Bot からの返答には日本語訳がつくので、返答も勉強になります
会話をするためにBotからの返答で英語がわからないということを防ぐために Bot からの返答に日本語訳をつけることが可能です。徹底的に会話に集中するために日本語訳を表示しないことも可能です。
💡 一度マイクをオンにすれば、喋ることに集中できます
会話をすることを重要視しており、一度マイクボタンをタップすれば、そこからは「話す」だけ。Bot との会話を通して「恥ずかしい」という想いを感じずに勉強をできます。Botの返答の声を変えることもできます。
💰 マネタイズ
アプリのマネタイズは、「有料サブスクリプション」と「広告モデル」を併用しています。無料版からは広告を元に、有料版からはサブスクリプションの月額料金を
この一つの画面ですべてを完結させるため、会話をしている間は、「広告が常に表示される」ことになり相性がよいです。一方でユーザからすると広告に気を取られるため、そこは有料でカバーするというバランスのとれた組み合わせだと考えています。
App Store向けに作成した画像
追記 (2023年5月)
v1.1.3 にてクローズ判断をしました。その判断に至るまでどのような思考があったかを、箇条書きではありますが、下記に記載しておきます。
- ChatGPT の API を利用したプロダクトを最優先にしていたため、マーケティング戦略を練らずに初めてしまった。
- 仮に可能性があったとしても、英語教育に関係するアプリがあまりにも多いレッドオーシャンなので、この戦場では個人アプリがもがくフィールドがないと感じた。
- 仕事の転機が4月にあったため、リソースを割くことがやや難しくなってしまった。
全て個人開発の「あるある」だけども、正直もう少し長く続けてみたかったとは思う。この短期間で成果が出るものでもないので…無念…